つづき。
[9/27]
今日こそは朝のお勤めへ。
6:00から開始なので、5:30に起床。
準備して会場へ。
しかし、どこにも人の気配なし。
どうやら会場を間違えたようだ。
耳を澄ますと、遠くから太鼓の音が!
早速そちらに行くと既に始まっていた。
200人近くいただろうか。
おじいちゃんおばあちゃん達が「ナンマンダブナンマンダブ・・・」と拝んでいる。
若者はおらず、一人浮いていた私。
私も、後ろでお経を唱える。「ナンマンダブナンマンダブ・・・」
一時間ほどで終了。
朝食を求めアニチャリ号で町へ。
スタバ風の店で朝食を食べ、そのまま観光先へ。
東寺を観光。
空海ゆかりの寺院。
目を惹くのはやはり五重塔。
空海の創建着手にはじまるが、何度かの災火にあい、現在の塔は徳川家光の寄進によって再建された総高57mの現存する日本の古塔中最高の塔。
それからアニチャリ号は東寺からはちょっと遠い伏見稲荷大社へ。
伏見稲荷退社といえば、赤い鳥居とキツネ。
いくつもの赤い鳥居を潜り抜け、山を登る。
永遠と鳥居は続き、なかなか終わらない・・・。
知らなかった情報なのだけど、入り口から奥社まですべて巡ると約2時間コース!!!
四ツ辻という市内を見下ろせることが出来るところまで登る。小一時間経過。
今日はいくつもの観光地に行かなければならないので、そこで断念。
かなり体力を消耗。
そして東福寺へ向かう。
東福寺への道は上り坂。
ここでも体力を消耗。
東福寺へ到着。
東福寺へ入ろうとしたところ、男性に話しかけられる。
「ちょっと兄ちゃん!」
60才後半ぐらいのおいちゃんに京都なまりで声をかけられる。
おいちゃんの横にはマウンテンバイクにまたがる若い外国人。
私は勝手にマッケイと名づけた。
おいちゃんいわく、マッケイは伏見稲荷大社へ行きたいとのことだったが、道が分からないらしくおいちゃんに訪ねていたようだ。
おいちゃんもなんていっていいか分からないらしく、私に助けを求めてきた。
私はこれでも10日後にはオーストラリアへ行く身。
英語でガツンと道案内を・・・。
あ~、英語が出てこない。
turn rightと10 minutesとStraightとFusimiinariしか単語が出てこない。
身振り手振りで何とか理解してもらった様子。
マッケイはうれしそうな顔で伏見稲荷へ向かう。
おいちゃんは「ありがとう、ありがとうな!」と連呼。
私は英語能力のなさに落胆する。まさにニガムシを噛んだような顔。
おいちゃんはさらに身の上話をする。
お:「兄ちゃんはどこから来たの?」
私:「長野からです。」
お:「長野では鉄は売れるかね?」
私:「は?」
お:「俺はね、今仕事してないんだよ。」
「ハローワークには行っているんだけど、なかなかなくてねぇ・・・。」
「朝から鉄を集めて、日々をしのいでいるんだよ。」
私:「おいちゃんいくつなの?」
お:「53歳だよ。」
53歳!!!
てっきり60後半のおいちゃんかと思ったら。
私:「まだ働き盛りじゃない。」
お:「朝から1キロの鉄を集めたんだけど、キロ当たり84円にしかならなくてねぇ。」
私:「はぁ。」
お:「長野では鉄は高く売れるかね?」
私:「どうでしょうか?あまりここと変わらないと思うけど・・・」
おもむろにおいちゃんは自分のワキにおいていたちくわの磯辺揚げを私に見せる。
お:「今日の飯はコレだけなんだよ。」
私:「それだけ?」
お:「そう。コレだけ。100円も持っていないんだよ。100円も。」
私:「・・・」
お:「100円もないんだよぉ。。。」
私はおいちゃんの悲しそうな眼をみて、とてもかわいそうになった。
私:「分かったよおいちゃん。500円あげるよ。」
「コレで弁当でも買いなよ。」
お:「兄ちゃん、ええんか?ええんか?」
私:「たらふく食うんだよ。じゃあね。」
お:「兄ちゃん、ありがとうな。ありがとうな。兄ちゃんきっとええことあるからな。」
こんなやり取りをしてるうちに時間が・・・。
そして、マウンテンバイクのマッケイに一言。
道を訪ねるなら、もっと分かりそうな人に訪ねなよ。
このおいちゃんは人生という名の迷路に迷っているのだから。
それから東福寺、泉涌寺を観光。泉涌寺までの道のりもまた、上り坂でアニチャリ号と私は悲鳴を上げる。
泉涌寺は美人祈願の寺。
世界三大美女の楊貴妃が祭られているところ。
友人の美人祈願をし終え、帰ろうとしたところ、ふくよかな若い女性お二人と、お年をめされた「おばあちゃん」に近いお二人とすれ違う。
どうやら美人祈願をしにきたらしい。
私は
「さらに美人になりますように」
と心の中でお祈りし、京都駅方面へ向かう。
12:30京都駅前。
有名ラーメン店でラーメンを食い、車で今日の宿泊先へ移動。
今日は「知恩院和順会館」という宿坊。
今日もまたまた宿坊。
チェックインには早すぎたので、ここから歩いて清水寺へ。
さすが清水寺。
人が多い。
お土産屋も沢山ある。
個人的には清水寺よりも、二年坂や清水坂に立ち並ぶお土産屋さんのほうが興味が涌く。
京都の観光地を回ってきたが、これほどまでにお土産が豊富なところはない。
中学の時は主にここでお土産を買った記憶があったので、今回もそうしようと決めていた。
無料で配られていたお茶を飲み、試食品の八橋をたらふく食い、よく味わったところでお土産を買う。
やっぱり清水はいいねぇ。雰囲気がいい!
しばらく清水を堪能し、宿泊先へ戻る。
夕食は祇園で。今夜は最終夜なので、ちょっと贅沢を。
祇園の花見小路道に入り、お店を物色。
高いねぇ。1万円以上は必死。
入る勇気もなく、花見小路をちょっと外れたところにある小料理屋へ入り、京都の味を楽しむ。
生湯葉やハモの天ぷら、マツタケの土瓶蒸しなど。
それでも結構な値段。美味しかったけど・・・。
たらふく食べられなかったので、帰り道にみたらし団子とカレーうどんを食う。
食いすぎか?
そして、八坂神社へ暗闇の中おまいりをし、ちょっと早いが宿坊へ戻る。
明日は帰るので、早めに寝ないと。明日の夜は飲み会が入っているので、早く帰らないと。
朝のお勤めも5:30集合だし。
[9/28]
朝5:10。
館内放送が流れる。
「5:30にロビーへお集まり下さい。」と。
5:50知恩院で朝のお勤めが始まる。
7:30お勤め終了。
7:40宿坊へ戻り、帰宅準備。
7:50出発。
京都東ICから関ヶ原ICまでは通勤割引な為、利用するが、そのほかは下道。
国道21号から国道41号線を通り、下呂/高山方面を通過。
松本に抜ける。
16:30帰宅。
帰りは特に面白いこと無し!
この旅を通じ、思ったことは、何かトラブルがないとつまらないということ。
中学の時に行った修学旅行の時も、いくつかのトラブルがあった。
たとえば、友達が麻雀牌を持参し、みんなで遊んでいる時に先生に目撃され、なぜかみんな殴られたこと。(賭けをしているわけでもなかったのに)
夜、見回りに来ていたY先生が落としていったタバコの箱を次の日の朝、担任のT先生がそれを発見し、疑われ、説教されたこと。
両方とも理不尽な出来事だったけど、今思えば楽しい修学旅行だったということが鮮明に蘇ってくる。
今回は「国道19号線のバトル」や「53歳無職おっちゃん」とか。
だから、オーストラリアに行っても、死なない程度のトラブルは大歓迎。
トラブルが発生している時は大変だけど、その後は笑い話になる。
映画だってドラマだって、主人公がトラブルを抱えてそれを乗り越え、成長していく姿が面白かったりする。
今回の旅はそれが再認識できたからよしとしよう。
最近のコメント